半世紀前にこの世を去った女優、ジュディ・ガーランドの人生について

半世紀以上前に一斉を風靡した女優、ジュディ・ガーランド。彼女の人生に焦点を当てた伝記映画『ジュディ 虹の彼方に』が2020年3月に公開予定ですね。

ジュディは17歳でハリウッドスターになったものの、紆余曲折を経て47歳で短い生涯を終えてしまった伝説の女優です。

今回は「そもそもジュディ・ガーランドって誰?」と気になっている方のために、彼女の人生の紹介から多数の実績、外部に与えた影響などを紹介していきます。

この記事を読めば、ジュディの経歴について詳しくなり『ジュディ 虹の彼方に』をより深く楽しむ事が出来ます。ぜひ最後まで読んでみてください!

(トップ画像出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89)

ジュディ・ガーランドの基本情報

プロフィール

  • 本名:Frances Ethel Gumm
  • 生年月日:1922年6月10日
  • 没年月日:1969年6月22日(47歳没)
  • 出身地:アメリカ合衆国ミネソタ州
  • 職業:女優・歌手
  • 活動期間:1929年〜1963年
  • デビュー作:短編映画『The Big Revue(1929)

ジュディ・ガーランドは主に1940年代〜1950年代のハリウッドで大活躍していた、映画界の歴史に名を残す人物です。彼女が1946年に生んだ娘、ライザ・ミネリも女優として活動しています。

ジュディ・ガーランドが出演した主な作品一覧

まずは、ジュディ・ガーランドがメインキャストを担当した作品を一覧で見ていただきましょう。

作品一覧
  • 1939年 オズの魔法使
  • 1939年 青春一座
  • 1940年 ストライク・アップ・ザ・パンド
  • 1941年 美人劇場
  • 1941年 ブロードウェイ
  • 1942年 フォーミー&マイガール
  • 1943年 ガール・クレイジー
  • 1944年 若草の頃
  • 1946年 ハーヴェイ・ガールズ
  • 1948年 踊る海賊
  • 1948年 イースター・パレード
  • 1949年 グッド・オールド・サマータイム
  • 1950年 サマーストック
  • 1954年 スタア誕生
  • 1962年 ニュールンベルグ裁判
  • 1963年 愛の奇跡
  • 1963年 愛と歌の日々

さすがに半世紀以上も昔の作品となると「あ、これ知ってる!」となる作品は少ないですね。筆者も『オズの魔法使』くらいしかわかりませんでした。

また、数々の作品に貢献してきたジュディは、1962年に生涯功労賞を受賞しています。

『オズの魔法使』のタイトルが『オズの魔法使い』じゃないことに違和感を覚えた方もいるかも知れませんね。

『オズの魔法使い』は児童小説版の邦題で、映画の邦題では『オズの魔法使』が正式なものとなっています。

歌手としても一流だったジュディ・ガーランド

ジュディ・ガーランドはとても素晴らしい声質、歌唱力を持っており、歌手としても一流の存在でした。

下の動画は、彼女が21歳の頃にラジオの公開放送で披露した『オズの魔法使』の主題歌『虹の彼方に』の歌唱パフォーマンスです。

さすがに映像が古いので音質自体はとてもレトロな感じですが、それがまったく気にならないくらい引き込まれる歌声ですね。特に最後の圧倒的ロングトーンは凄すぎて鳥肌モノ。

ジュディはその歌唱力で、『音楽界のアカデミー賞』とも呼ばれるグラミー賞を2度受賞し、没後の1999年に生涯功労賞を与えられました。

ジュディ・ガーランドは同性愛者の象徴的存在

1969年に亡くなるまでに、ジュディ・ガーランドは5回の結婚を経験していました。しかし、彼女はバイセクシャルで、同性愛者にも深い理解がありました。

現代では『LGBT』と呼ばれて認知度も上がり、世間から受け入れられ始めている同性愛者ですが、1950年代当時は非常に肩身の狭い思いをしていたそうです。

同性愛を認めてくれるジュディの存在は、同性愛者たちにとって貴重な存在でした。その為、彼女の訃報は同性愛者のコミュニティに深い悲しみをもたらし、暴動が発生するほどの騒動に。

以来、ジュディ・ガーランドは同性愛者の象徴的存在となりました。現在の『同性愛者解放運動』で使われる『レインボー・フラッグ』は、彼女が『オズの魔法使』で歌っていた『虹の彼方に』から来ています。

(参考:https://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000164025)

ジュディ・ガーランドの女優デビューからブレイクまで

ここからは、ジュディ・ガーランドの生涯を振り返っていきます。1922年にミネソタ州で誕生したジュディは、3姉妹の末っ子でした。

1929年、短編映画『The Big Revue』に2人の姉と共に出演。3姉妹で『ガム・シスターズ』というユニットも結成し歌手活動もスタート。

歌手としての才能を買われたジュディ・ガーランドは、1935年に芸能事務所『MGM』と専属契約を交わし、より本腰を入れた芸能生活が始まります。

当時13歳のジュディは体型がぽっちゃりとしていました。その為事務所は彼女にダイエットを指示し、当時のハリウッドで痩せ薬として利用されていた“アンフェタミン”を服用させます。

アンフェタミンはいわゆる覚せい剤です。そんな物を年端もいかない少女に使わせるなんて、時代が違うとはいえ恐ろしい話ですね。ここから彼女の人生は崩壊を始めたのかも知れません。

一応アンフェタミンの効果はあったのか、ジュディ・ガーランドはスリムな美女に成長します。

17歳の時に『オズの魔法使(1939)』で主人公のドロシー役を務め、美貌と歌唱力が評価されて大ブレイク。それ以来、数々の映画に引っ張りだこの売れっ子女優となりました。

19歳で結婚を経験するも、薬物や堕胎手術で精神がボロボロに

1941年にジュディ・ガーランドは作曲家のデヴィッド・ローズと結婚。翌年に妊娠しましたが、堕胎手術を受けた後、デヴィッドとも離婚します。

この頃、使い続けた薬物の悪影響が出て来たのか遅刻や欠勤が目立つように。あまりにも中毒症状が酷いので『サナトリウム』という長期入院施設に入っていたこともあります。

そんな状態でも撮影では抜群の演技を披露していたのですから、プロ根性って凄いですね。

結局薬物中毒が完治することはなく、ジュディは何度も入退院を繰り返しました。あまりにも辛かったのか自殺騒動を起こしたこともあります。

トラブル続きで業界から干され、映画界復帰に5年かかる

ジュディ・ガーランドの精神は、日を追うごとにボロボロになっていきます。身なりを気にする余裕がなくなり体重が9キロも増えて映画撮影に支障をきたしてしまい、所属事務所のMGMを怒らせました。

他にも撮影中に錯乱して役を降板されるなどのトラブルが続き、堪忍袋の緒が切れたMGMは1949年にジュディをクビに。それがあまりにも悲しかった彼女は、再び自殺未遂事件を起こします。

映画界から一時的に離れたジュディは、ジャズシンガーとして活動を開始してロンドンやニューヨークでライブを開催し、成功を収めます

1954年に『スタア誕生』で、ジュディ・ガーランドは久しぶりに映画界へ復帰。同作は大ヒットとなり、ジュディもアカデミー主演女優賞にノミネートされました。

1963年に表舞台から姿を消す。それから6年後…

復活を遂げたかと思われたジュディですが、撮影時にトラブルが絶えなかったので嫌われてしまい、再び干されることになってしまいます。

『スタア誕生』から7年後の1961年、『ニューマンベルグ裁判』に出演してアカデミー助演女優賞にノミネート。その後『愛と歌の日々(1963)』の出演を最後に表舞台から姿を消します。

そして1969年6月22日、ジュディは滞在していたロンドンで逝去。死因は睡眠薬の過剰摂取でした。その為「自殺したのでは?」と考える人もいたそうです。

ジュディの娘ライザ・ミネリは「ハリウッドが母を殺した」と発言し、葬儀はハリウッドではなくニューヨークで行われ、亡骸もニューヨーク郊外の墓地に埋葬されました。

のちにハリウッドとの確執はなくなったのか、2017年に遺族の意向で彼女のお墓はハリウッドに移っています。

ジュディ・ガーランドの死後

ジュディ・ガーランドの死後、彼女の壮絶な人生をまとめた書籍や映画が数多く発表されました。

2019年にも伝記映画『ジュディ 虹の彼方に』が製作されています。日本では2020年3月6日公開予定。

他にもアメリカの郵便局はジュディをデザインした記念切手を、1990年と2006年に発行しました。

海外の映画情報サイト『IMDb』が2016年に行った『偉大なハリウッド女優100人』という企画で、ジュディ・ガーランドは24位にランクインしています。

亡くなってから何十年経過しても、ジュディの存在が人々の記憶から色あせることはありません。それだけ数多くのファンがいて、彼女が愛されていたということですね。

ジュディ・ガーランドの人生紹介まとめ

半世紀前に伝説を残した女優、ジュディ・ガーランドの人生を紹介しました。

彼女が痩せて栄光を手にしたのも、精神がボロボロに壊れたのも薬が原因です。そう考えると、なんだかやるせない気持ちになりますね。

本記事を読んだ方は、2020年3月に公開予定の映画『ジュディ 虹の彼方に』を観ると、より感慨深い気持ちになれると思います。ぜひ視聴してみてください。

ということで最後まで読んでいただきありがとうございました。この記事を読んでジュディ・ガーランドについて興味が出てきたら、関連作品に触れてみることをオススメします。

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ごはん

ごはんと申します。桃屋・ドラゴンボールとは一切関係ございません。 理想の生き方実現に向け、生活環境改造計画進行中。忠犬のごとく「待つ」ことが得意です。webライターとしては主に旅行・映画関係の記事を執筆しております。何事もやり過ぎてしまう傾向があり、ブレーキの踏み加減を日々確かめています。座右の銘は“求めよさらば与えられん”。