恐怖の監禁映画『ベルリン・シンドローム』のあらすじ、見所を紹介!

2017年にオーストラリアで公開された映画『ベルリン・シンドローム』は、ジメッとした重苦しさが魅力のスリラー映画です。

今回は『ベルリン・シンドローム』を見たことがない方の為に、この映画のあらすじや登場人物、見所を紹介していきます!

(トップ画像出典:http://berlin-syndrome.com/comment.php)

ベルリン・シンドロームの概要

映画の概要
  • 公開日:オーストラリア…2017年4月20日/日本…2018年4月7日
  • 主演:テリーサ・パーマー/マックス・リーメルト
  • 監督:ケイト・ショートランド
  • 脚本:ショーン・グラント
  • 製作:ポーリー・スタニフォード
  • 配給:エンターテイメント・ワン
  • ジャンル:スリラー
  • 上映時間:116分

『ベルリン・シンドローム』は、オーストラリアの映画会社がドイツで製作したスリラー映画です。

メルボルン在住の作家、メラニー・ジューステンが2012年に発表した小説『Berlin Syndrome』を元にベルリンやメルボルンで撮影されました。

ベルリン・シンドロームのあらすじ

映画のあらすじ

男との出会いは、想像を絶する悪夢となった…。歴史と芸術の街ベルリン、オーストラリア人の女性カメラマン、クレアは、ベルリン旅行中にアンディと名乗る男と出会う。彼女はアンディの部屋に泊まることになるが、その日からアンディの部屋に監禁されてしまう…。この男は一体何者なのか?彼女に近づいた真の目的とは?叫び声も誰にも届かない、脱出不可能な絶望の部屋から彼女は脱出できるのか!

(引用:http://berlin-syndrome.com/about.php)

映画を観る前に知っておきたい『ストックホルム症候群』って?

『ベルリン・シンドローム』はドイツのベルリンを舞台に監禁事件の犯人と被害者の濃密で過激な関係を描いた映画で、医学用語『ストックホルム症候群』をもじったタイトルになっています。

『ストックホルム症候群』とは精神医学用語のひとつで、“犯罪者と空間・時間を共有する内に好意的な感情を抱き、共依存になってしまう状態”のことです。

1973年8月にスウェーデンのストックホルムで発生した『銀行強盗人質立てこもり事件』で、人質が犯人の代わりに警察に銃を向けたり、解放後も犯人をかばうような証言をするといった行動が見られました。

これについて研究を進めたアメリカの精神科医、フランク・オックバーグ博士はイギリスのニュースサイト『BBC News』のインタビューで次のように述べています。

 “First people would experience something terrifying that just comes at them out of the blue. They are certain they are going to die.

“Then they experience a type of infantilisation – where, like a child, they are unable to eat, speak or go to the toilet without permission.”

Small acts of kindness – such as being given food – prompts a “primitive gratitude for the gift of life,” he explains.

“The hostages experience a powerful, primitive positive feeling towards their captor. They are in denial that this is the person who put them in that situation. In their mind, they think this is the person who is going to let them live.”

(引用:https://www.bbc.com/news/magazine-22447726)

翻訳・要約すると「人は突然事件に巻き込まれた時、思考は停止し無力になる。犯人の指示なしでは食事もトイレも満足に出来ない状態なので、犯人の許可に感謝の念を抱くようになる」と述べています。

ベルリン・シンドロームの登場人物

クレア…演:テリーサ・パーマー 

オーストラリアからドイツへ旅行に来ていた女性で、観光地巡りを楽しんでいるときにアンディと出会い意気投合。そのまま彼の家まで着いて行って一夜を共にしますが、それが地獄の始まりでした。

クレアを演じたテリーサ・パーマーはオーストラリア出身の女優で『明日、君がいない(2006)』『魔法使いの弟子(2010)』などに出演しています。

『テリーサ・パーマー』オーストラリアが生んだ美しすぎる女優!

2019年6月4日

アンディ・ヴァーナー…演:マックス・リーメルト

英語教師で体操部の顧問の優しそうな男性…しかしその正体は気に入った女性を監禁し、自分の家に近づいた人間を容赦無く殺してしまうシリアルキラーでした。

優男と狂人の二面性を見事に演じきったマックス・リーメルトはドイツの俳優で、主な出演作品に『ブラッディ・パーティ(2010)』『ロスト・メモリー(2012)』などがあります。

フランカ・ヒュンメルズ…演:エマ・バディング

アンディーが顧問をしている体操部の部員で、自分に熱視線を送る彼を嫌悪していました。アンディーの行動を不審に思ったフランカの勇気ある行動が、クレアの脱出を成功させる鍵となります。

ドイツ出身のエマ・バディングは1998年生まれの女優で『Halbschatten(2013)』『1000 Arten Regen zu beschreiben(2017)』などの映画で活躍しました。

テリーサ・パーマーの堂々とした脱ぎっぷりに注目!

この映画はエロスとスリルが融合した作品で、この項目では『エロス』について語っていきます!

アンディーの変態趣味のせいでクレアが裸になったり、下着姿になったり、一緒に風呂に入ったりと演じたテリーサ・パーマーが脱ぐシーンが大量にあります。

性行為の描写もあり、思春期に見ると思わず目を覆いたくなってしまうほどセクシーな映像がバイオレンス表現と同じぐらい用意されています。

細身の美肌を惜しみなく披露してくれたテリーサ・パーマーの堂々とした脱ぎっぷりに、男性視聴者は頭が上がりません。

あらゆる手段で脱出を試みる様子はまさに脱出ゲーム!

この項目では『エロス』に続いて『スリル』について解説していきましょう。

監禁されてアンディー以外との交流を断たれてしまったクレアは、連日彼が外出している間に家中を探索して脱出を試みます。

椅子で窓ガラスを割ろうとしたり、アンディーの隙をついて鍵を奪ったり、訪問者に助けを求めたり、封筒をまとめていたクリップを変形させて鍵代わりにしたりと、あの手この手を尽くしました。

アンディーの所持品を上手く使って脱出への糸口にしていく描写は、まるで脱出ゲームをプレイしているようで、脱出出来そうで出来ない脱出ゲーム特有の「もどかしさ」を感じることができます。

明日は我が身…?生々しい監禁描写が恐怖を駆り立てる

この映画最大の魅力は『リアリティ抜群の監禁描写』にあります。クレアが閉じ込められた家は強化ガラス以外はいたって普通の家で、鍵さえあれば普通に脱出出来ます。

でもだからこそ「自分がもしも監禁されたら…?」という恐怖を身近に感じられ、平和な日常の一歩外側にとんでもない世界が待ち受けていることを嫌でも目の当たりにさせられる映画です。

クレアは知恵・力共にいたって普通の女性で、だからこそ一般人の我々は感情移入しやすく、脱出に挑戦しては失敗して痛い目を見る彼女を観ると心がざわついていきます。

派手なアクションや奇抜なトリックがないゆえに、等身大でじっとりと展開していく監禁生活に目が離せません。

ベルリン・シンドロームの評価・感想

アメリカの映画批評サイトであるRotten Tomatoesでは支持率73%の10点満点中6.3点、Metacriticの平均点は100点満点中70点となっており、かなり好評なようです。

一方、日本の映画評価サイトを見てみますと映画.comでは2.8、Filmarksでは2.9、Yahoo!映画では2.61と、少し低めの評価となっています。

なぜ日本とアメリカでこんなに評価が違うのか?映画を見た人の感想を参考にしてみましょう。

男の言いなりになる主人公には共感できませんが、この状況はかなり怖い!女性の一人旅が珍しくない時代に、誰にでも起こりそうな事件です。
不安を掻き立てるカメラワークや音、ベルリンの旧東欧ぽいダークさが雰囲気を盛り上げます。緊張感があるストーリーが好きな人には楽しめるかもしれません!

(引用:https://eiga.com/movie/88333/review/)

主人公の女性が日々を生き抜こうと葛藤するが、逃げたいのか逃げたくないのか良く分からん!
ラストは消化不良でした!どのパターンでも良いから終わった感が欲しかったな!
R15指定の重〜いサスペンススリラーです。

(引用:https://filmarks.com/movies/73446?page=2)

あまりドラマチックな展開がなく淡々と進んでいく映画。
その単調さが返ってリアリティを醸し出していて怖かった。

嫌いな映画じゃないけど、エンターテイメント性はない。

(引用:https://movies.yahoo.co.jp/movie/362796/review/40/?c=10&sort=lrf)

日本人は映画にエンタメ性を求める傾向が強いようですね。終始続く重苦しい雰囲気やクレアの行動に納得がいかない方には合わないかも知れません。

先の読めないどんよりとしたストーリーに終始するので、サスペンス小説が好きな方は楽しめるでしょう。

ベルリン・シンドロームをインターネットで視聴する方法

『ベルリン・シンドローム』は2019年9月現在、以下の配信サイトで視聴することができます。

  • TSUTAYA TV
  • VideoMarket
  • Amazon prime video
  • クランクイン!ビデオ

サイトによって作品ラインナップや受けられるサービスが異なりますので、自分の希望に沿った配信サイトを利用してください。

ベルリン・シンドロームの紹介まとめ

気ままで楽しいはずの1人旅が急変し、犯人との繋がり以外全て絶たれて明日の命があることを祈り続ける恐怖。クレアを監禁したアンディーは一見優しい男ですが、目的のためには容赦しない男です。

「もし自分がクレアのように捕まったら?」ということを考えながら観ると、より画面に釘付けになりながら映画を観ることになるでしょう。

ということで最後まで読んでいただきありがとうございました。この記事を読んで『ベルリン・シンドローム』に興味が沸いたら、ぜひ映画を視聴してみてくださいね。

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ごはん

ごはんと申します。桃屋・ドラゴンボールとは一切関係ございません。 理想の生き方実現に向け、生活環境改造計画進行中。忠犬のごとく「待つ」ことが得意です。webライターとしては主に旅行・映画関係の記事を執筆しております。何事もやり過ぎてしまう傾向があり、ブレーキの踏み加減を日々確かめています。座右の銘は“求めよさらば与えられん”。